部位別の味付けの選び方を紹介

焼き鳥は、老若男女を問わず親しまれている料理の1つです。おつまみや食事など、さまざまなシーンで味わえるという魅力を持っています。
焼き鳥を注文する際には、塩とタレの2種類から選択できます。好みの問題もありますが、おすすめの味付けを知りたいという方もいることでしょう。今回は焼き鳥の塩とタレの魅力について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
1. 塩とタレの歴史
日本では古くから鶏肉を食べる習慣がありましたが、小さく切ってから串打ちをするというスタイルが確立されたのは江戸時代のことです。当時から、塩とタレの2種類から選ぶことができましたが、庶民の口にはあまり入らなかったといわれています。
焼き鳥が全国に広まったのは明治時代です。焼き鳥の屋台が登場するようになり、手軽に鶏肉を味わえるようになりました。
1-1. ブロイラーの登場によりタレが主流になる
昭和30年代に入ると、日本は米国からブロイラーを輸入するようになります。ブロイラーとは生育過程を短くした鶏肉のことで、これによって高級食材だった鶏肉が安い価格で入手できるようになりました。
ブロイラーの登場によって気軽に焼き鳥を味わえるようになった反面、飼育期間が短くなったことにより淡泊な味になりやすくなりました。そのため多くの焼き鳥店では、そのままの味を楽しむ塩ではなく、香ばしい風味を楽しめるタレを積極的に用いるようになりました。
1-3. こだわりの焼き鳥店の誕生により塩が復活
現代になるとさまざまな形態のお店が誕生するようになり、高級な鶏肉を扱ったお店も増えはじめました。鶏のうま味を楽しむために、あえて塩のみを提供しているお店もあります。基本的に、現在では多くのお店で塩とタレの2種類の味付けを選択できるようになっています。
2. 塩とタレの人気度
全国的に、タレ派よりも塩派の方が多い傾向にあります。 塩を選ぶ方の意見として「塩味の方がおしゃれ」、「大人っぽいイメージがある」など、イメージで選ぶ方がいるようです。またタレについては「子どもが選ぶイメージ」、「甘いのは苦手」といったネガティブな意見を持つ方もいます。
一方で、タレを選ぶ方の意見として「塩は品質の違いを感じにくい」というのがあります。タレは塩よりも味が濃いので、品質の差が明確に出やすいのです。焼き鳥を味わうときは塩のみ、またはタレのみではなく、両方の味付けを試すのがよいでしょう。
3. 部位別の味付けの選び方
焼き鳥にはさまざまな部位が用いられており、歯ごたえや味は使用する部位によって異なります。部位によってはおすすめの味付けもあるので、事前にチェックしておくのがよいでしょう。ここでは部位別の味付けの選び方について解説します。
3-1. もも
多くのお店ではももを取り扱っています。筋肉が発達しているので、ジューシーな味わいを楽しめるという魅力を持っています。また、さまざまな味付けに向いており、焼き鳥の場合でも塩とタレの両方で楽しめるでしょう。
3-2. ねぎま
ねぎまとは鶏肉とネギを交互に刺したメニューのことです。ねぎまには鶏肉のジューシーな味わいとネギの甘味を一緒に楽しめるという魅力があります。あっさりとした塩味よりも甘辛いタレで食べる方がおすすめです。
3-3. ささみ
ささみとは鶏の胸のことです。高タンパクでヘルシーな食材として知られており、ダイエット中の方におすすめです。
ささみは脂が少ないのでさっぱりとした味わいを楽しめます。タレや塩だけではなく、わさびや明太子などで味わうのがおすすめです。
3-4. つくね
鶏のひき肉を使って丸く成形して作ります。ネギや大葉といった食材を混ぜることが多く、お店ごとに独自の味を楽しめるのが特徴です。つくねを選ぶときは、タレの方がよいでしょう。
3-5. ぼんじり
鶏の尾骨の周りにある肉のことをぼんじりといいます。脂肪を多く含んでおり、ジューシーな味わいを楽しめるでしょう。
また、歯ごたえもあり、若い方を中心に人気があります。ぼんじりはほかの部位よりもこってりしているので、塩で食べるのがおすすめです。
3-6. 砂肝
砂肝は鶏肉の胃の部分にあたり、コリコリとした独特の食感があるのが特徴です。この食感を楽しむためには、タレよりも塩で食べる方がよいでしょう。
3-7. レバー
鶏の肝臓にあたるのがレバーです。ねっとりとした食感があり、好みが分かれやすい傾向にあります。独特の風味を持っているので、味付けにはタレがよいでしょう。
3-8. 皮
鶏の皮を使ったメニューです。コラーゲンが多く含まれており、美容効果を期待できます。塩とタレのどちらにも相性がよいので、好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。
4. まとめ

焼き鳥での味付けは、主に塩とタレの2種類です。昭和時代にはタレが主流になる時期もありましたが、現在では塩を好む方が多くなっています。食べる部位に合わせて、2つの味付けを試してみるのもよいでしょう。
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